虫刺され跡が黒ずみやシミに?消えない理由と皮膚科医直伝の消し方

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色素沈着だけでなく、患部を指で触ったときにコリコリとした米粒大から小豆大の硬いしこりを感じる場合があります。この病態の多くは「結節性痒疹(けっせつせいようしん)」または皮膚線維腫と呼ばれる慢性の皮膚疾患です。

虫刺されの局所に強いかゆみが持続し、爪先で繰り返し刺激を加え続けると、皮膚の真皮から皮下組織にかけて膠原線維(コラーゲン)が過剰増殖し、局所的に硬化します。さらに厄介な点として、痒疹組織内では知覚神経線維が異常伸長しており、衣服の摩擦や体温上昇といった軽微な刺激でも激痛に似た強いかゆみを再発させます。

結節性痒疹へと移行してしまうと、美白美容液や保湿剤などの市販スキンケア製品だけで消し去ることは極めて困難です。皮膚科では、非常に強力なランク(ストロンゲスト〜ベリーストロング)のステロイド軟膏による密封療法(ODT)や、しこり内部へ直接ステロイド薬を注射する局所注入療法、液体窒素による冷凍凝固術が選択されます。しこり化を認めた時点で、自己流のケアを打ち切り速やかに専門医の門を叩く判断が肝要です。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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