グリーンスポット徹底解剖|青リンゴ香るアイリッシュ名酒の評価と現在地

グリーンスポット徹底解剖|青リンゴ香るアイリッシュ名酒の評価と現在地の基本情報から最新動向までをわかりやすく整理しました。

アイリッシュウイスキーの名酒として揺るぎない評価を受けるグリーンスポット。その魅力の核心にあるのは、モルト(大麦麦芽)だけでなく未発芽の大麦を混ぜて単式蒸留器で3回蒸留する「シングルポットスチル アイリッシュ」という伝統様式です。かつて19世紀に課された大麦麦芽税を回避するためにアイルランドで生まれたこの技法は、スコッチウイスキーには見られないクリーミーなオイリーさと、ジンジャーのような独特のスパイシーさをもたらしました。

原酒の製造を担うのは、アイルランド南東部コーク州に位置する近代アイリッシュの心臓部、ミドルトン蒸留所です。同蒸留所で蒸留された選りすぐりの原酒を、ダブリンの老舗ワイン商ミッチェル&サンが買い取り、自社の地下セラーに眠るシェリー樽やワイン樽で熟成・ボトリングしてきたという歴史的背景を持ちます。樽の熟成度合いを識別するため、樽の鏡板に緑、黄、赤のペンキで印をつけた習慣が、今日の「スポット」シリーズの起源となっています。

グリーンスポットのシグネチャーである「鮮烈な青リンゴ香」は、入念に管理されたファーストフィルおよびリフィルのバーボン樽(約75〜80%)と、オロロソシェリー樽(約20〜25%)の絶妙なヴァッティングによって生み出されます。バーボン樽由来のエステル香とバニラ、未発芽大麦のオイリーな穀物感、そしてシェリー樽がもたらす微かなドライフルーツとスパイスが重なり合うことで、瑞々しいグラニースミス(青リンゴ)を齧ったかのような爽快かつ芳醇なアロマが立ち現れるのです。

森 瞳

森 瞳

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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