グリシンとは?睡眠効果と副作用の真相・危険性をプロが徹底検証
グリシンとは?睡眠効果と副作用の真相・危険性をプロが徹底検証について見逃せない 注意点を分かりやすく解説いたします。
不眠や中途覚醒に悩む層の間でグリシンが一躍脚光を浴びた背景には、味の素株式会社が主導した一連の臨床研究があります。同社の研究グループが2000年代以降に発表したデータによれば、グリシンを就寝前に摂取することで、睡眠の質が有意に改善することが明らかになりました。その代表的プロダクトとして市場を牽引してきたのが味の素グリナです。
作用機序の中心にあるのが、体内の中心温度である深部体温低下の促進です。ヒトは眠りに入るとき、手足の甲や足先など末梢血管を拡張させ、熱を体外へ放出することで脳と身体の中心部を冷やそうとします。グリシンはこの末梢血管の血流を増加させ、スムーズな放熱を強力に後押しします。
自然な体温低下が引き金となり、睡眠初期の深いノンレム睡眠(徐波睡眠)へ素早く到達できるようになります。睡眠薬のように脳を無理やり麻酔的に眠らせるのではなく、生物が本来持っている「眠気のリズム」を物理的・生理的に整える点が、グリシン睡眠効果の最大の強みです。翌朝の起床時に感じる疲労感や倦怠感が軽減される臨床結果も得られており、日中の眠気防止にも寄与します。