パトカーサイレン「ファンファン」の正体!音の種類と鳴らす理由を徹底検証
パトカーサイレン「ファンファン」の正体!音の種類と鳴らす理由を徹底検証の見逃せないポイントをわかりやすく整理しました。
現場の警察官は、走行中にどのような判断でサイレンを操作しているのでしょうか。元交通機動隊関係者の証言からは、緊迫した車内でのマルチタスクぶりが浮き彫りになります。
「パトカーは2名乗車が原則です。運転担当の隊員がステアリングと加減速に集中する一方、助手席の隊員は無線交信、マイク広報、そしてサイレンアンプの操作を一手に引き受けます。しかし、交差点への突入は一瞬の判断が生死を分けるため、運転席側の足元にもフットスイッチが増設されています。赤信号が迫った瞬間、ドライバー自身が左足でペダルを踏み込み『ファンファン』を連打しながら、同時に助手席が拡声マイクで『交差点、パトカー入ります!右折車止まってください!』と叫ぶ。これが防衛運転の基本形です」(元警視庁交通機動隊員)
また、市民の間でしばしば議論となるのがパトカーの夜間走行ルールです。「深夜の住宅街では近所迷惑だからサイレンを消して赤色灯だけで走っているのでは?」という疑問を持つ人が多く見られますが、道路交通法上、これは大きな誤解です。
道路交通法第39条および同施行令第14条において、緊急用自動車としての優先特権(赤信号進入、法定速度超過、指定通行区分違反の免除など)を行使するためには、「赤色誘導灯の点灯」および「サイレンの吹鳴」の両方を満たすことが義務付けられています。夜間であっても、サイレンを鳴らさずに走行している車両は法的には一般車両と同じ扱いであり、赤信号を無視して交差点に入ることは違法です。
ただし、唯一の例外規定として道路交通法第41条に定められているのが「スピード違反車両を追尾・測定する場合」です。違反車両に気づかれないよう後方にピタリと追従する測定の間だけは、サイレンを鳴らさず赤色灯のみで制限速度を超過することが法律上認められています。測定が完了し、検挙のために停止を求める瞬間、けたたましいサイレンと拡声器による停止命令が下されるのはこのためです。