ホッティーの塩で血圧は下がる?噂の真相と医学的根拠を徹底検証

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ホッティーの塩をはじめとする「非加熱天日海塩」を擁護する最大の論拠となっているのが、ミネラル含有量の違いです。海水を太陽光と風だけで結晶化させ、熱を加えないことで、マグネシウム、カリウム、カルシウムといった海水の多種多様な微量元素がそのまま残るとされています。これに対し、一般的な食卓塩(精製塩)はイオン交換膜法などを用いて塩化ナトリウム純度を99%以上に高めたものであり、微量ミネラルはほとんど失われています。

確かに、カリウムには腎臓からのナトリウム排泄を促す作用があり、マグネシウムには血管を弛緩させて血圧を下げる効果が知られています。しかし、ここで注視すべきは「含まれるミネラルの絶対量とナトリウムとの比率」です。非加熱海塩であっても、全体の約85〜90%以上は塩化ナトリウムが占めています。塩から摂取できるわずかなカリウムやマグネシウムの量では、同時に摂取される大量のナトリウムによる血圧上昇作用を相殺するには遠く及びません。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価塩化ナトリウム純度天日海塩:約85〜92%
精製塩:99%以上調味用食塩全般で90%前後が主流「非加熱」であっても成分の大半は食塩そのもの。減塩の代替にはならない。微量ミネラル(カリウム・マグネシウム)100g中数百mg〜千数百mg程度
(小さじ1杯あたり数十mg)1日のカリウム推奨量:成人男性約3,000mg塩から血圧降下に必要なカリウムを補おうとすると、致死量のナトリウムを摂ることになる。価格帯・コストパフォーマンス約1,500円〜2,500円 / 1kg精製塩:100〜200円 / 1kg
一般的な自然海塩:500〜800円製法の手間を考慮しても高価格帯。ブランド性と健康ストーリーへの対価といえる。降圧に対する公的エビデンスヒトを対象とした無作為化比較試験(RCT)で有意な降圧効果を示す査読論文は皆無日本高血圧学会・厚労省・AHA・WHOなどすべて「種類を問わず食塩制限」を推奨「天然塩だから安全」という論理は医学的な裏付けを持たない独自主張の領域を出ない。
山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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