魔女の宅急便声優の衝撃裏話!キキとウルスラが一人二役だった驚きの真相とは
魔女の宅急便声優の衝撃裏話!キキとウルスラが一人二役だった驚きの真相とはにまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。
本作において長年ファンの間で語り継がれている最大のトピックが、主人公キキと森の小屋で絵を描く少女ウルスラを高山みなみが一人で演じているという事実です。映画のエンドロールを注意深く確認すると、確かに「キキ 高山みなみ」「ウルスラ 高山みなみ」と2箇所に明記されています。
このキャスティングは、当初から意図された企画ではありませんでした。制作当時のスタジオジブリの記録や関係者の証言によると、高山みなみはまずウルスラ役のオーディションを受けて合格していました。ところが、作品の根幹を担うキキ役の声優選考が極めて難航。宮崎駿監督をはじめとする制作陣が求める「どこにでもいる普通の少女でありながら、凛とした芯を持つ声」に合致する候補者がなかなか見つかりませんでした。
選考が行き詰まる中、宮崎監督がウルスラ役として提出されていたテープを改めて聞き直し、「この人にキキもやってもらえないだろうか」と提案。急遽、高山みなみにキキ役の追加オーディションを打診したのがすべての発端でした。実際に両方の役を演じ分けてみたところ、監督のイメージに完璧に合致したため、異例の「ヒロインとメンターの一人二役」が正式決定したのです。
高山自身も当時のインタビューで、声の高低差だけで演じ分けるのではなく、キキが抱える「13歳特有の繊細さと揺らぎ」、ウルスラが持つ「森で一人暮らしをしながら自己と対峙する18歳の逞しさと包容力」という、精神年齢の差と人生観の違いを芝居のアプローチで徹底的に差別化したと振り返っています。結果として、スランプに陥ったキキがウルスラの小屋に泊まり込み、表現者としての葛藤を打ち明け合う名シーンは、一人の役者が二つの異なる魂をぶつけ合う奇跡的な掛け合いへと昇華されました。