花と動物シリーズは本当に終売?価格高騰の真相と全銘柄相場を徹底解説
花と動物シリーズは本当に終売?価格高騰の真相と全銘柄相場を徹底解説の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点で紐解きます。
通称「花と動物シリーズ」と呼ばれるこのコレクションは、1991年にディアジオ社の前身であるユナイテッド・ディスティラーズ(UD)社によって始動しました。当時、同社が所有していた蒸留所の多くは、ジョニーウォーカーやホワイトホースといった有名ブレンデッドウイスキーへの原酒供給が主目的であり、蒸留所名を冠したシングルモルトが市場に出回る機会は極めて稀でした。
そうした「隠れた名酒」のポテンシャルを広く紹介するために企画されたのが本シリーズです。各蒸留所のリクエストや敷地にゆかりのある動植物(野鳥、小動物、花々)が美しく描かれたラベルが特徴で、この名称自体は著名なウイスキー評論家の故マイケル・ジャクソン氏がその外観から名付けた愛称が定着したものです。
加水を抑えたアルコール度数43%の10年〜16年熟成を中心とした設計は、蒸留所本来のハウススタイルをストレートに伝える秀逸な構成となっており、90年代から現在に至るまでシングルモルトの原点を味わえるシリーズとして絶大な支持を獲得しています。