医療用手首サポーターは本当に効く?市販品との違いと後悔しない選び方
医療用手首サポーターは本当に効く?市販品との違いと後悔しない選び方の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。
手首の痛みと一口に言っても、損傷している組織の位置によって装着すべき固定具の形状は全く異なります。手首サポーターの正しい選び方を誤ると、痛む箇所が圧迫されてかえって症状が悪化する恐れがあります。
1. ドケルバン病対応サポーター(親指側手首の激痛)
スマートフォン操作や産後の抱っこで多発するドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)は、親指を広げたり反らせたりする腱(短母指伸腱・長母指外転腱)が手首の腱鞘と擦れ合って炎症を起こします。この場合、手首だけをいくら固定しても親指が動いてしまえば腱は擦れ続けます。選ぶべきは「母指CM関節までを金属ステーで完全にホールドするタイプ」です。ドケルバン病対応サポーターは、親指の付け根から前腕にかけて一体型で支える構造が不可欠となります。
2. TFCC損傷用手首サポーター(小指側の痛み・捻り時の激痛)
ドアノブを回す、雑巾を絞る、テニスやゴルフのインパクト時に小指側が激しく痛む場合、三角線維軟骨複合体の損傷(TFCC損傷)が疑われます。この疾患に対する整形外科推奨の手首サポーターは、手首の小指側にある出っ張り(尺骨頭)を上から押さえ込み、橈骨(親指側の骨)と尺骨の開きをバンドで締め上げる構造を持っています。幅の細いデュアルストラップ形状などで手首の回内外運動(ドアノブを回す動き)をピンポイントで制動するものが適しています。
3. 一般的な腱鞘炎医療用サポーター(手の甲・手のひら側の全体的な痛み)
キーボード入力のしすぎなどで手首中央部や手の甲全体が重だるく痛む場合は、手のひら側にカーブしたアルミステーが入った腱鞘炎医療用サポーターが威力を発揮します。指先は自由に動かしながら手首のスナップ動作だけを遮断するため、デスクワークを継続しながら患部の安静を両立できます。