小林武彦が明かす死の真相!東大教授の老化研究とベストセラー徹底解剖
小林武彦が明かす死の真相!東大教授の老化研究とベストセラー徹底解剖の全貌を詳しく解説してご紹介します。
一般向け新書で読者を魅了する小林教授ですが、その本質は日本を代表する分子生物学のトップランナーです。九州大学大学院農学研究科で博士号を取得後、基礎生物学研究所、米国ロシュ分子生物学研究所、米国国立衛生研究所(NIH)客員研究員、国立遺伝学研究所教授などを歴任。現在は東京大学定量生命科学研究所の大規模ゲノム研究部門にて、ゲノム再生研究分野を率いる主任研究者(教授)を務めています。
かつて日本遺伝学会会長や日本学術会議会員も務めた教授の現在の研究テーマは、細胞分裂時にゲノムDNAがどのように正確に複製され、傷ついた遺伝子がどのように修復・再生されるかという生命の核心部分です。特に、細胞内に無数に存在する「リボソームRNA遺伝子(rDNA)」の安定性維持機構に関する研究では世界的なパイオニアとして知られています。
このrDNAはゲノムの中で最も不安定で壊れやすい領域であり、ここが破綻することが細胞の老化や寿命の限界に直結している事実を突き止めました。基礎科学の実験室で酵母や培養細胞と真摯に向き合う泥臭い一次データの蓄積があるからこそ、教授の紡ぎ出す言葉には机上の空論ではない圧倒的な説得力が宿っています。