インドとインドネシアの違いを徹底比較!国名由来や宗教・地理の真相
インドとインドネシアの違いを徹底比較!国名由来や宗教・地理の真相の要点や背景をコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。
地理環境の差は、両国の気候風土と食生活の発展に決定的な影響を与えました。
インドは北にヒマラヤ山脈、南にインド洋を望む巨大な大陸です。北部には乾燥地帯や厳冬期が存在する一方、南部は熱帯モンスーン気候と、1つの国の中に極端な気候区分が共存しています。そのため食文化も多彩を極め、北インドでは小麦文化が発達し「ナン」や「チャパティ」に濃厚なカレーを合わせるのに対し、南インドでは米が主食で、サラリとした酸味と辛味のあるスープ状のカレー(サンバルやラッサム)が好まれます。
一方のインドネシアは、太平洋とインド洋の結節点に広がる赤道直下の熱帯海洋性気候です。年間を通じて高温多湿であり、1万7508もの島々からなる国土は肥沃な火山灰土壌と熱帯雨林に恵まれています。主食は完全な「米文化」であり、代表料理である「ナシゴレン(炒飯)」や「ミーゴレン(焼きそば)」、串焼きの「サテ」、ココナッツミルクとスパイスで牛肉をじっくり煮込んだ「ルンダン(世界一美味しい料理と称される郷土食)」が国民食として親しまれています。
決定的な調味料の違いとして、インド料理がクミン、コリアンダー、ターメリックなどの乾物スパイス(乾燥粉末)を巧みに調合して幾重もの香りを生み出すのに対し、インドネシア料理は赤唐辛子、エシャロット、レモングラス、ガランガルといった生スパイスと調味料「サンバル(辛味ペースト)」や「ケチャップマニス(甘口醤油)」を使って、甘辛くコクのある味わいに仕上げる点が挙げられます。