頭にアルミホイルの元ネタとは?陰謀論や思考盗聴の起源を解剖
頭にアルミホイルの元ネタとは?陰謀論や思考盗聴の起源を解剖の背景について、専門知識を取りまとめてご紹介します。
そもそも、物理的な観点から見てアルミホイルを頭に巻く行為に電磁波を遮断する効果はあるのでしょうか。この疑問に対し、本気で実験を行った学術機関が存在します。
2005年、米マサチューセッツ工科大学(MIT)の学生研究グループが、異なる形状のアルミホイル製ヘルメットを作成し、複数の周波数帯における電波の減衰効果を測定する実験を行いました。その結果、極めて皮肉な事実が判明しています。
実験結果によると、アルミホイルの帽子は広範な周波数の電波をほとんど遮断できなかったばかりか、1.2GHz〜1.4GHz帯および2.6GHz帯といった特定の周波数において、外部からの電波を逆に増幅(約20dB)させていたのです。これらの帯域は、皮肉にも航空管制や携帯電話通信、衛星通信などに割り当てられている周波数でした。
アルミニウムは良質な導体であるため、頭部の形状に合わせて適当に巻きつけた場合、電磁波を遮蔽するどころかパラボラアンテナのように電波を集束・共振させるアンテナとして機能してしまうという科学的根拠が示されています。精神的な安心感を得るつもりが、物理的には電波をより強く集めてしまうという結果は、このミームのシュールさを一層引き立てるエピソードとして語り継がれています。