高等学校の地図記号が丸に文である理由とは?歴史と小中の差を解明

高等学校の地図記号が丸に文である理由とは?歴史と小中の差を解明について見逃せない 理由を厳選して解説いたします。

ネット上の情報や質問サイトでは、学校の地図記号に関して事実とは異なる俗説が散見されます。地理教育の現場や自治体の防災マップ作成担当者への取材を通じて判明した、代表的な3つの誤解を是正します。

誤解1:大学には「三角に文」や「四角に文」の記号がある?

「小学校が文、高校が丸に文なら、大学は四角や三角で囲まれているはずだ」という思い込みは根強く存在します。しかし、前述の通り大学・高専の地図記号は存在しません。大学キャンパスは敷地面積が広大で、複数の校舎が図面上に大きな多角形として描かれるため、独立した小記号を打つよりも、敷地中央に「〇〇大」と名称を記す方が図面としての視認性が高いためです。

誤解2:私立高校と公立高校で記号が異なる?

「私立高校は公立と違って二重丸になる」「公立高校のみ丸に文である」という言説も誤りです。国土地理院の2万5千分1地形図では、私立高校と公立高校で地図記号の差異は一切ありません。設置母体による区別は行わず、すべて同一の「丸に文」が配置されます。公私を判別するには、記号の脇に記載された「県立〇〇高」「私立〇〇高」といった正式名称の文字注記を確認する必要があります。

誤解3:最新の地図記号変更ルールで学校記号も廃止される?

近年、国土地理院は2006年の「老人ホーム」「風車」、2019年の「自然災害伝承碑」など、社会構造の変化に応じた新たな地図記号を新設してきました。これに伴い、「少子化による統廃合で学校記号の基準も変わったのではないか」という憶測が流れることがあります。しかし、教育施設を示す基本骨格は変更されておらず、小中学校の「文」および高校の「丸に文」という根本ルールは堅持されています。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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