なぜ9回出撃し生還できた?「不死身の特攻兵」上官命令を拒んだ衝撃の真相

なぜ9回出撃し生還できた?「不死身の特攻兵」上官命令を拒んだ衝撃の真相とは一体何なのか? 詳しい意味を整理してお届けします。

佐々木が配属された万朶隊に配備されていたのは、当時すでに旧式化が進んでいた九九式双発軽爆撃機だった。軍部は機首に特殊な起爆管を取り付け、爆弾を投下できないよう不可逆的な改造を施して投下装置を固定したとされる。

機体そのものを巨大な体当たり弾頭へと変貌させ、パイロットに死を強制したのだ。だが、元来操縦技術に極めて秀でていた佐々木は、出撃前に手動解放ワイヤーの構造を見抜き、自らの手で爆弾を投下できるよう密かに調整を行っていた。

性能限界に達していた軽爆撃機で熾烈な対空砲火をかいくぐるだけでも至難の業である。それにもかかわらず、死を命じられた操縦士が自作の爆撃術で戦果を挙げ、生還を果たし続けた事実は、当時の軍技術部局や参謀本部が抱えていた戦術的破綻を白日の下に晒している。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest