クリーニングマーク徹底解説!丸にPやFの正体と失敗ゼロの見分け方

クリーニングマーク徹底解説!丸にPやFの正体と失敗ゼロの見分け方の重要ポイントをお届けします。最新トレンドが詰まっています。

都内で40年以上にわたり個人クリーニング店を営む熟練の技術者は、カウンター越しに持ち込まれる衣類の惨状について次のように語っています。「毎シーズン、特に春先と秋口になると、『おしゃれ着洗剤で洗ったのに子供服のように縮んでしまった』『裏地が引きつれて裾から飛び出てしまった』と涙目で相談に来られる方が何十人もいらっしゃいます。その大半が、市販のドライマーク用洗剤を誤解して使ったことによるものです」

多くの生活者が陥る最大の誤解が、ドラッグストア等で販売されている「ドライマーク用洗剤」を使えば、自宅でドライクリーニングができるという思い込みです。しかし、家庭用洗剤はどれほど高性能であっても、100%水に溶かして使う水性洗剤に他なりません。プロが行う本物のドライクリーニングは、水滴を一切使わず、石油系などの有機溶剤を使って油汚れを落とす特殊技術です。水に触れること自体がアウトな衣類に、家庭でいくら優しい洗剤を含ませた水を浴びせても、水害から繊維を守ることはできません。

SNSやネット掲示板を調査しても、「8万円したインポートのモヘアニットをエマールで手洗いしたらカチカチに硬化して捨てた」「キュプラの裏地が縮んでスカートが履けなくなった」といった生々しい失敗談が後を絶ちません。繊維のスケールが一度絡み合って固まってしまうと、柔軟剤やシリコンスプレーを使った応急処置を施しても、購入時の風合いやドレープ感を完全に復元することは科学的に不可能なのです。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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