なぜ内閣は崩壊した?シーメンス事件の海軍巨額汚職と未公開記録を徹底解説
なぜ内閣は崩壊した?シーメンス事件の海軍巨額汚職と未公開記録を徹底解説とはどのようなものなのか? 主要なファクトを整理してお届けします。
疑惑の中心にあったのは、日露戦争の勝利を経て急速な近代化と軍備拡張を進めていた大日本帝国海軍だった。無線電信装置の納入をめぐり、シーメンス社から海軍将校へ莫大な裏金が還流していた事実が次々と露見していく。
さらに火の手はドイツ企業だけに留まらなかった。イギリスの兵器メーカーであるヴィッカース社もまた、巡洋戦艦「金剛」の建造受注をめぐって海軍中枢や三井物産関係者へ巨額の賄賂を渡していたことが判明する。急速に発展する軍需・重工業の巨大利権に群がるエリートたちの癒着構造が、容赦なく炙り出された瞬間だった。