なぜ中国で反日映画は量産されるのか?検閲とメガヒットの裏側
なぜ中国で反日映画は量産されるのか?検閲とメガヒットの裏側について押さえておきたい 注意点を厳選して解説いたします。
かつて中国のテレビ界には、素手で敵兵士を引き裂いたり、空を飛んで手榴弾を投げつけたりする荒唐無稽な「抗日神劇」が氾濫していた。しかし、こうした粗製乱造は歴史の重みを損なうとして、当局による徹底的な取り締まりを受けた。
軍直属の八一電影製片廠が手掛けてきた伝統的な記録的アプローチとも異なり、現代のメガピクチャーはリアリズムと重厚なドラマ性を追求する。過去には『南京! 南京!』のように、戦争の残酷さと個人の苦悩をモノクロ映像で描き、国内で激しい議論を巻き起こした意欲作もあった。いま求められているのは、観客の愛国感情を自然に揺さぶり、自尊心を刺激する、計算し尽くされた映像表現だ。