鬼滅の刃・冨岡義勇の真実|孤独な水柱が辿り着いた結末と涙の過去
鬼滅の刃・冨岡義勇の真実|孤独な水柱が辿り着いた結末と涙の過去の全貌を詳しく解説してご紹介します。
義勇が抱え続けた「自分は柱にふさわしくない」という自己否定の根源は、少年期のあまりに過酷な生い立ちと最終選別での出来事にあります。
幼少期、祝言を翌日に控えた最愛の姉・蔦子(つたこ)が、鬼から義勇を隠して身代わりとなり命を落としました。親族から精神の病を疑われ連れて行かれる途中で逃げ出し、倒れていたところを前水柱・鱗滝左近次に拾われます。そこで出会ったのが、同じ境遇の同い年の少年・錆兎(さびと)でした。
天性の剣才と正義感を持つ錆兎と無二の親友となった義勇は、共に藤襲山での最終選別へ挑みます。しかし、義勇は最初に鬼に襲われて負傷し、錆兎に救出された後に意識を失ってしまいます。その間に錆兎は山にいたほぼ全ての鬼を一人で倒し、最終的に「手鬼」によって命を落としました。義勇は鬼を1体も倒せないまま選別に合格し、生き残ってしまったのです。
「本当に生き残り、水柱になるべきだったのは錆兎だった」。この消えない罪悪感こそが、義勇の心を縛り続けていました。彼が身につけている左右非対称の羽織は、右半分が亡き姉・蔦子の着物の柄、左半分が親友・錆兎の着物の柄です。2人の命の上に生かされているという痛切な追悼と覚悟が、あの半々羽織には刻まれていたのです。