木の床や車掌はなぜ消えた?昔のバスの謎と2026年に乗れる名車

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昭和レトロの象徴として愛される「ボンネットバス」。フロントに突き出た丸みを帯びたエンジンフードと愛嬌のあるフェイスデザインは、当時の路線バスの代名詞でした。しかし、この特徴的な形状こそが、都市の発展とともに姿を消す決定打となりました。

高度経済成長に伴い爆発的に増加する通勤・通学客を運ぶため、バスには「限られた道路空間で最大の輸送力を持つこと」が求められました。ボンネットバスは車体長のうち前方約1.5〜2メートルをエンジンルームに割くため、客室面積が狭くなるという致命的な構造的弱点を持っていたのです。

そこで台頭したのが、エンジンを車体後部に収め、運転席を最前列に配置した「リアエンジン型(箱型キャブオーバー)」でした。これにより同じ車体長でも乗車定員を約20〜30%増やすことが可能となり、さらに運転席からの前方死角が激減して安全性が大幅に向上しました。昔の路線バス画像を年代順に追うと、昭和30年代後半を境にボンネット型から箱型バスへと主役が一気に交代していく歴史が克明に見て取れます。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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