ジクアスとヒアレインの違いとは?使い分けと併用時の順番を徹底解説
ジクアスとヒアレインの違いとは?使い分けと併用時の順番を徹底解説に関する疑問を丁寧にまとめました。専門的な情報をご確認ください。
「結局、ドライアイの目薬はどっちがいいのか」という疑問に対する答えは、患者それぞれの涙の欠損パターンによって決まります。眼科では検査機器を用いて涙の量や「涙が何秒で破壊されるか(BUT:涙液層破壊時間)」を測定し、最適な薬剤を選択します。
涙の量は保たれているものの、涙がすぐに弾けて目の表面が乾いてしまうBUT短縮型ドライアイには、涙の質を安定化させるジクアスが第一選択となりやすい傾向があります。デスクワーク中心でまばたきが減り、目がシパシパするオフィスワーカーに多く見られるタイプです。対して、シェーグレン症候群のように絶対的な涙の量が極端に少ない「涙液減少型」や、コンタクトレンズの摩擦や乾燥によって角膜に多数の傷がついているケースでは、ヒアレインの高い保水力と角膜保護能が威力を発揮します。
効果が出るまでの期間にも違いが存在します。ヒアレインは点眼直後から滑らかな潤いを感じやすく、角膜の微細な傷であれば1〜2週間程度で自覚症状の軽快を実感することが多いです。これに対し、ジクアスは細胞を活性化させてムチン層を再構築していく治療薬であるため、涙液層の安定性が定着して本来の治療効果を実感するまでにおよそ2〜4週間程度の継続点眼が必要となります。即効性だけで薬の効果を判断せず、継続することが治療の成否を分けます。