フジテレビの新聞社はどこ?産経との深い資本関係と系列の真相
フジテレビの新聞社はどこ?産経との深い資本関係と系列の真相とはどのようなものなのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。
フジサンケイグループの最大の特徴であり、他の民放ネットワークと決定的に一線を画しているのが資本関係の真相です。一般的に日本の民放テレビ局は、戦後の電波割り当ての経緯から「大新聞社が親会社または筆頭株主としてテレビ局を設立・支配する」という構図で発展してきました。
日本テレビにおける読売新聞グループ本社、あるいはテレビ朝日における朝日新聞社は、いずれも新聞社側がテレビ局の株式を大量に保有し、強大な発言権を握っています。ところが、フジサンケイグループにおける力関係は完全に逆転しています。
実態としては、テレビ局側の親会社である株式会社フジ・メディア・ホールディングス(FMH)が、産経新聞社の株式を約40%保有する筆頭株主であり、事実上の支配関係・支援関係を築いています。つまり、「新聞がテレビを持つ」のではなく、「テレビの持株会社が新聞社を出資・傘下に収めている」状態です。
この特異な構造が生まれた背景には、昭和から平成にかけての激動の歴史があります。もともと産経新聞の経営危機を救済するために財界の主導でメディア再編が進められ、フジテレビやニッポン放送の強力な収益力によって産経新聞の財務を支えるスキームが定着しました。さらに2005年に起きたライブドアによるニッポン放送買収騒動を契機に、資本のねじれを解消する目的で2008年に日本初の認定放送持株会社「フジ・メディア・ホールディングス」が誕生。この持株会社体制のもとで、産経新聞社はグループの「メディア・コンテンツ事業」の一翼を担う関係会社として位置づけられるに至りました。