鍬と鋤の違いは「引く」と「押す」!失敗しない見分け方と農具選び

鍬と鋤の違いは「引く」と「押す」!失敗しない見分け方と農具選びの全貌を分かりやすくまとめてご紹介します。

農作業における効率化を図るためには、現場で多用される各種農具のスペックと特性を客観的に把握しておく必要があります。以下は、主要な手動農具の構造諸元と市場基準を整理した比較データです。

農具の種類刃と柄の角度・構造一般的な重量・相場価格主な作業領域と編集部評価平鍬(ひらぐわ)刃角度70°〜80°
長方形の一枚板刃1.2〜1.8kg
3,500円〜7,000円表土の破砕、畝立て、覆土。
汎用性評価:★★★★★備中鍬(びっちゅうぐわ)刃角度75°〜85°
3本〜4本の強靭な爪1.8〜2.5kg
4,500円〜9,000円固い土・粘土質土壌の粗起こし。
重厚破砕評価:★★★★☆踏み鋤(ふみずき)刃角度170°〜180°
足掛け付き直刃・フォーク状1.5〜2.2kg
4,000円〜8,500円硬盤層の深耕、天地返し、溝掘り。
深層開墾評価:★★★★☆尖りスコップ/ショベル刃角度175°前後
先尖り椀状刃(踏み枠付)1.6〜2.0kg
2,000円〜4,500円穴掘り、根菜の収穫、土壌移送。
土木・掘削評価:★★★★☆

平鍬と備中鍬の違いは、刃が「面」であるか「フォーク状(爪)」であるかです。接触抵抗の大きい重粘土や石混じりの荒地では、板状の平鍬を打ち込んでも刃が弾かれてしまいます。刃先を爪状にして表面積を減らした備中鍬を用いることで、打撃力を一点に集中させ、硬直した土を容易に破砕できます。一方で、盛り土を整えて綺麗な台形を作る畝立て作業においては、平鍬の面構造が必須となります。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest