桂花陳酒とは?楊貴妃が愛した金木犀の酒の味や飲み方を徹底解明
桂花陳酒とは?楊貴妃が愛した金木犀の酒の味や飲み方を徹底解明に関する疑問や疑問点をわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。
まず押さえておきたいのが、このお酒の正式な呼び名です。漢字で書かれた「桂花陳酒」の読み方は、「けいかちんしゅ」(中国語発音ではグイフア・チェンジウ)と読みます。「桂花」は中国語でキンモクセイ(木犀)の花を意味し、「陳」は年月を経てじっくり熟成させた年代物を指しています。
この美酒のルーツは極めて古く、唐の時代にまで遡ります。唐代の皇帝・玄宗に寵愛された絶世の美女・楊貴妃が、自らの美貌と香りを保つために宮廷の庭園に咲き誇るキンモクセイの花を摘み、酒に漬け込ませて秘蔵させたという伝説が今に伝えられています。その後、清朝の時代には宮廷の門外不出とされた秘伝酒となり、紫禁城の貴族たちのみが祝宴で口にすることを許された特別な歴史を持ちます。
現代において広く流通している桂花陳酒は、厳選された白ワインをベースに、天然のキンモクセイの花を約3年間浸漬・熟成させて造られています。ブドウ由来のフルーティーな酸味と、金木犀特有の上品で芳醇な香気成分、そして糖分が見事に調和した、中国酒のなかでも極めてエレガントな混成酒(リキュール)に分類されます。