メフィスト賞歴代受賞作を徹底解剖!異端の文学賞が放つ最高傑作
メフィスト賞歴代受賞作を徹底解剖!異端の文学賞が放つ最高傑作に関する主要なデータを分かりやすく解説いたします。
1996年、講談社の文芸誌『メフィスト』の創刊とともに誕生したメフィスト賞は、公募文学賞の既成概念を根底から覆しました。一般的な文学賞に存在する「賞金」や「締切」、「枚数制限」が一切設けられておらず、受賞者に贈られるのは正体不明の黒マントを模した悪魔像(メフィスト像)のトロフィーのみという徹底ぶりです。
最大の特長は、下読み(外部チェッカー)を介さず、講談社文芸第三出版部の編集者が全応募原稿を直接精読するシステムにあります。編集部員が原稿を持ち寄り、作品の魅力や欠点を徹底的にぶつけ合う「メフィスト賞座談会」は誌面でも公開され、その忖度なき辛口評価と熱狂的な推薦合戦はミステリファンの間で名物企画となりました。
「面白ければ何でもあり」「編集者が惚れ込んだら即刊行」という研ぎ澄まされた熱量こそが、他の新人賞では落選しかねない奇抜な発想や規格外の文体を持つ才能を次々と発掘する原動力となっています。