間取り図の「Ps」とは?知らずに選ぶと後悔する騒音と配置の落とし穴

間取り図の「Ps」とは?知らずに選ぶと後悔する騒音と配置の落とし穴とはどのようなものなのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

中古マンションを購入してフルリノベーションを検討する際、多くの購入者が突き当たる壁が「PSの移動・撤去は一切できない」という物理的・法的な制約です。

マンションにおける専有部分(各部屋の内側)のリフォームは原則自由とされていますが、PSの内部を通る縦配管(立管)は建物全体の共用部分に分類されます。1住戸の都合で配管の位置を曲げたり撤去したりすれば、上階の排水勾配が狂って逆流や詰まりを引き起こし、下階への漏水事故に直結するため、管理規約および区分所有法上、一切の変更が認められません。

さらに見落としがちな盲点が、「PSは専有面積の計算に含まれるか」という不動産表記のルールです。

不動産公正取引協議会の規約に基づき、住戸の内部にあるPSは専有面積(壁芯面積)に算入されます。つまり、居住者が自由に使えない配管スペースに対しても、同じ平米単価の賃料や購入代金を支払っている計算になります。例えば専有面積が25㎡のワンルームでPSが0.5㎡を占めている場合、実際に居住可能な実効床面積は24.5㎡に減少します。特に床面積が限られる単身向け物件では、PSが部屋を圧迫していないか細心の注意が必要です。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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