ジョジョ5部スタンド一覧徹底解説!最強能力と元ネタ洋楽の真相
ジョジョ5部スタンド一覧徹底解説!最強能力と元ネタ洋楽の真相にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。
第5部のスタンドとキャラクターを語る上で欠かせないのが、作者・荒木飛呂彦氏が愛してやまない洋楽カルチャーへの深いオマージュです。荒木氏はインタビューや自著『荒木飛呂彦の漫画術』等において、「音楽はキャラクターの感情の波や作品の世界観そのものを決定づける」と明言しています。
主人公ジョルノの「ゴールド・エクスペリエンス」は、孤高の天才プリンス(Prince)が1995年にリリースした同名アルバムに由来します。プリンスが旧来のレコード会社との契約に抗い、自らの名前を捨ててまで自己の表現を守り抜いたレジスタンス精神は、組織の腐敗に立ち向かうジョルノの生き様そのものと見事に共鳴しています。
一方、宿敵ディアボロの「キング・クリムゾン」は、ロバート・フリップ率いる英国プログレッシブ・ロックの巨頭King Crimsonから採られています。名盤『クリムゾン・キングの宮殿』に収録された『21st Century Schizoid Man(21世紀のスキッツォイド・マン)』は、分裂した精神と冷徹な恐怖を歌い上げており、二重人格に苦悶しながら恐怖政治を敷くディアボロの肖像そのものです。
さらに、ブチャラティの「スティッキィ・フィンガーズ」はザ・ローリング・ストーンズのアンディ・ウォーホルがジャケット(本物のジッパー付き)を手掛けた名盤から。セックス・ピストルズ(Sex Pistols)、エアロスミス(Aerosmith)、ザ・ムーディー・ブルース(The Moody Blues)、ブラック・サバス(Black Sabbath)など、第5部は1960〜80年代のロック・パンク・プログレ黄金期の結晶であり、音楽ファンにとっても無二のカルチャーアーカイブとなっています。