シャムシェイドDaitaの現在と提訴の真相|孤高のギタリストの決意
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人間関係の波乱を脇に置いたとき、ギタリストとしてのDAITAの実力には一切の異論の余地がありません。国内外のトッププロからも「アジア屈指の技巧派」と評価される理由は、単なる速弾きにとどまらない、音の粒立ちの美しさと独創的なコード理論にあります。
その真髄が凝縮されているのが、代表曲『1/3の純情な感情』のギターソロです。ポップスとして親しまれるメロディの裏で展開されるのは、複雑なコードトーンを正確になぞるハイブリッド・ピッキングと、滑らかなポジション移動です。キャッチーなサビと見事に対比を描く緻密なフレーズ構築は、日本のスタジオミュージシャン界隈でも「教科書としてコピーすべき名演」と語り継がれています。
さらにDAITAの代名詞とも言えるのが、両手を巧みに操る「タッピング奏法」です。インストゥルメンタル曲『T gether』や『Virtuoso』などで見られるタッピングは、単なる視覚的パフォーマンスではなく、ピアノのアルペジオを思わせる流麗な旋律美をギターで再現するために編み出されたものです。リズムの正確性はメトロノーム以上と称され、ピッキングのアタック音一つをとっても濁りがありません。
その卓越した演奏力を証明する象徴的なエピソードが存在します。1998年、声優・シンガーの椎名へきるのアルバム制作にDAITAが楽曲提供およびギタリストとして参加した際、DAITAの提示したハイレベルなリズム感とグルーヴに当時の椎名がヴォーカルとしてついていけず、「自分の無力さに涙した」と後にメディアで告白しています。歌い手に対して決して妥協を許さず、音楽的完成度を極限まで引き上げようとするDAITAの凄絶なこだわりが浮き彫りとなった瞬間でした。