ぶどう糖果糖液糖の危険性は本当?砂糖との違いと健康リスクの真相
ぶどう糖果糖液糖の危険性は本当?砂糖との違いと健康リスクの真相の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。
なぜぶどう糖果糖液糖はこれほどまでに健康上のリスクを指摘されるのでしょうか。その核心は、「果糖(フルクトース)」特有の代謝ルートにあります。
私たちがご飯やパンを食べて摂取する「ぶどう糖」は、小腸から吸収された後、すい臓から分泌されるインスリンの働きによって全身の筋肉や脳のエネルギー源として広く利用されます。しかし、「果糖」の大部分はインスリンを介さず、ほぼ全量が直接「肝臓」へ送られて代謝されます。
肝臓に一度に大量の果糖が流れ込むと、処理能力の限界を超えた分が速やかに中性脂肪(トリグリセリド)へと合成されます。これが内臓脂肪の蓄積や「非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)」を引き起こす直接の引き金となります。さらに、蓄積した肝臓脂肪は全身のインスリンの効き目を悪化させ(インスリン抵抗性)、結果として2型糖尿病を発症するリスクを急激に押し上げるのです。
また、ぶどう糖と違ってインスリンや満腹ホルモン(レプチン)の分泌を直接促しにくいため、脳が満腹感を覚えにくいという特徴があります。固形の食事と違って噛む必要もなく、液体の清涼飲料水として短時間で大量に飲み干せてしまう点も、急激なカロリー過多を招く大きな要因です。