ユニバのスヌーピージェットコースター終了理由と跡地の今を徹底検証

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家族連れの定番アトラクションとして2001年3月31日のパーク開園時から稼働していた「スヌーピーのグレート・レース」が、なぜパークから完全に姿を消すことになったのか。取材を進めると、単一のアクシデントではなく、複数の複合的な構造要因が浮かび上がってきます。

1つ目の理由は、設備の経年劣化と特殊な屋内構造に伴うメンテナンス負荷の増大です。スヌーピーのグレート・レースは、薄暗い屋内スタジオ内を高速旋回する特注のカスタムレイアウトを採用していました。開業から約20年が経過し、レールや機械部品の摩耗、制御システムの更新サイクルを迎えていた時期に重なっています。屋外型コースターと異なり、密閉された建屋内に張り巡らされたレールの抜本的改修は、多額の投資と長期の工期を要する難工事となるため、投資対効果の観点から更新が見送られた側面があります。

2つ目は、コロナ禍による長期運休とゲスト動線の見直しです。2020年2月末の臨時休園以降、三密(密閉・密集・密接)回避の観点から、換気性能に制約がある屋内型アトラクションは再開の優先度が引き下げられました。休止期間が長期化するなかで、スペースの有効活用と安全基準の再設計が急速に進められたのです。

そして3つ目は、ユニバにおけるスヌーピー閉鎖の公式発表に至る静かな幕引きです。USJは大規模な引退セレモニーを行うことなく、2021年春に公式サイトのアトラクションリストから静かに名称を削除しました。パーク運営元であるユー・エス・ジェイの戦略として、老朽化した単一ライドの維持よりも、エリア全体の回遊性向上と滞留スペースの確保へシフトしたことが決定打となりました。USJのスヌーピーアトラクションがなくなった理由は、こうしたパーク全体の世代交代と運営合理化が重なった結果であると結論付けられます。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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