「今のはメラではない」元ネタの真相!バーン名言の誤解と絶望
「今のはメラではない」元ネタの真相!バーン名言の誤解と絶望の全貌を分かりやすくまとめてご紹介します。
『ダイの大冒険』は1991年版と2020年版の2度アニメ化されていますが、このシーンのアニメ化事情には大きな歴史的背景が存在します。
1991年版の旧アニメシリーズは、放映枠の都合や諸般の事情により、バランとの激闘に決着がついた第46話で惜しまれつつ終了しました。つまり、当時はバーンパレスでの大魔王バーン初戦闘まで物語が到達しておらず、この「……メラだ……」の場面はアニメ化されませんでした。当時のファンにとって、声が吹き込まれた名シーンを目撃することは、実に30年近く叶わぬ悲願だったのです。
そして2020年10月から放送された完全新作アニメにおいて、ついに第57話「魔界の神」にて歴史的瞬間が映像化されました。老バーン役を演じた名優・土師孝也氏の静謐で底知れない演技と、ポップ役の豊永利行氏による喉をかきむしるような恐怖の絶叫が交錯した瞬間は、放送当日のSNSトレンドを席巻しました。
大声を張り上げるのではなく、虫けらを払うかのように淡々と告げられた「……メラだ……」の声音は、原作読者が脳内再生していた冷徹な響きそのものでした。原作の空気感を完璧に昇華させたこのアニメ版の描写によって、名シーンの評価は令和の時代に完全なものとなったのです。