「見る」の尊敬語と謙譲語の決定版!恥をかかない正しい使い分け
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基本となる概念を整理しよう。「見る」というひとつの動作であっても、誰がその行動をとるかによって選ぶべき言葉は180度変わる。
相手(取引先や上司など高めるべき対象)が見る場合は尊敬語を用いる。代表例が「ご覧になる」だ。「見られる」という表現も間違いではないが、受動態や可能形と混同されやすいため、ビジネスでは「ご覧になる」を使うのが最もスマートである。
一方で、自分(または身内)が見る場合は謙譲語を使用する。代表格は「拝見する」だ。自らの動作を低めることで、相対的に相手への敬意を表す役割を果たす。さらに、見せる側の動作を乞う「見せていただく」という表現も謙譲のニュアンスを含む。
これらに対して丁寧語の「見ます」は、単に話し言葉を丁寧にする役割しか持たない。同僚間やカジュアルな報告なら問題ないが、目上の相手に対して「私はその資料を見ました」「部長は動画を見ましたか」と述べるのは、ビジネスコミュニケーションとして配慮に欠ける印象を与えてしまう。