カマキリの卵を室内放置して大惨事?孵化時期・匹数と正しい育て方
カマキリの卵を室内放置して大惨事?孵化時期・匹数と正しい育て方について知っておくべき 注意点を厳選して解説いたします。
教育的な観察やガーデニングの害虫駆除パートナーとしてカマキリを孵化させたい場合、正しい越冬環境を整える必要があります。自然のサイクルを乱さず、春に元気な赤ちゃんを迎えるための実践ステップを解説します。
失敗しない越冬・保存方法の鉄則
卵を持ち帰って観察する場合は、密閉容器を避け、通気性のある飼育ケースに入れます。フタの内側に不織布や防虫ネットを挟んでおくと、万が一早期に孵化した際の脱走を防げます。
保管場所は「直射日光が当たらない屋外の北側軒下」や「暖房の入らないベランダの物置の陰」が最適です。適度な外気温の変化と湿度を経験させることが不可欠であり、乾燥が激しい冬場は週に1回程度、卵に直接水滴がかかりすぎないよう飼育ケースの壁面に軽く霧吹きをして湿度を保ちます。
本来の自然な孵化時期は、桜が散って新緑が深まる4月下旬から5月下旬(地域によっては6月上旬)です。日中の気温が20度から25度前後で安定する時期になると、卵のうの合わせ目から一斉に幼虫がぶら下がるように這い出てきます。
生まれたカマキリの赤ちゃんの餌と初期飼育
孵化直後の初齢幼虫は体長数ミリしかなく、市販のコオロギやミルワームは大きすぎて捕食できません。飼育を継続する場合は、以下の初期飼料を用意する必要があります。
・アブラムシ:春先の新芽や雑草(カラスノエンドウなど)に群生しているものを植物の茎ごと飼育ケースに入れます。
・トリニダドショウジョウバエ:飛翔能力を欠いた飼育用ショウジョウバエ(爬虫類・両生類ショップで入手可能)は最も確実な初期餌となります。
・水分補給:幼虫は極度の乾燥に弱いため、ケース側面に細かな霧吹きで水滴をつけ、給水できる環境を整えます。
生後数日経過すると幼虫同士の縄張り意識が芽生え、激しい共食いが始まります。全滅を避けるためには、飼育する個体を1〜2匹に絞って個別の小型カップに隔離し、残りの幼虫は速やかに庭や近隣の自然豊かな緑地へ放つのが鉄則です。