ベトナム戦争で韓国軍は何をしたのか?参戦理由と虐殺の真相を追う
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ベトナム戦争が残した人道的傷跡は、戦闘終結後も数世代にわたって社会に深刻な影響を与え続けています。その最たるものが「ライダイハン問題」です。「ライ(混血)」と「ダイハン(大韓)」を組み合わせた呼称で、韓国兵や派遣された韓国人労働者と現地ベトナム人女性との間に生まれた子どもたちを指します。その数は数千人から一説には数万人とも言われていますが、正確な公的調査はいまだ行われていません。
1975年のサイゴン陥落に伴う南ベトナム崩壊後、共産化されたベトナム社会において、ライダイハンとその母親たちは「敵国・敵兵の子」として過酷な差別の対象となりました。就学や就職の制限、地域社会からの孤立に苦しみながら、父親不在の家庭で困窮を極めた証言が数多く記録されています。近年では英国など国際社会で人権団体による真相究明運動が展開され、韓国政府に対する認知や謝罪の要求が続いています。
一方で、戦場から帰還した韓国人将校・兵士たちもまた、消えない苦痛に苛まれてきました。米軍が森林破壊のために大量散布した枯葉剤(エージェント・オレンジ)による被害です。皮膚疾患、がん、神経障害など多様な後遺症に苦しむ元兵士は10万人以上に達し、その影響は次世代の子どもたちへの先天性障害としても報告されています。加害と被害の双面性を抱えた元兵士たちの苦悩は、韓国国内における歴史評価を複雑にする大きな要因となっています。