法隆寺五重塔の高さは何メートル?1300年倒れない免震の真相

法隆寺五重塔の高さは何メートル?1300年倒れない免震の真相の重要なポイントについて、専門知識を基に徹底解説します。

法隆寺五重塔の高さは、基壇(地面の土台)の上から相輪の先端までで約31.5メートル(実測値で約32.55メートルとされる場合もあります)です。一般的な現代のビルに換算するとおよそ10階建て相当のスケールに該当します。

特筆すべきは、塔の頂部にそびえ立つ金属製の装飾である相輪(そうりん)の長さが約9.7メートルにも及ぶ点です。塔全体の全高のうち、実に約3割近くを相輪が占めている計算になります。この相輪には受花、九輪、水煙、竜車、宝珠といった仏教的世界観を表す意匠が施されており、雷除けの鎌が掛けられていることでも有名です。

また、外観のプロポーションにも飛鳥建築ならではの緻密な計算が見られます。法隆寺五重塔は、五層(最上層)の屋根の幅が初層(一階部分)の屋根の幅に対してちょうど半分の比率(2:1)になるよう設計されています。上に向かうにつれて急激に細くなるこの強い逓減率(ていげんりつ)が、視覚的な重厚感と物理的な低重心・安定性を生み出しています。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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