物価高の2026年、なぜ「惣菜198円・たこ焼き100円」を続けられるのか?破竹の勢いで拡大するメガディスカウントの裏側と流通革命
物価高の2026年、なぜ「惣菜198円・たこ焼き100円」を続けられるのか?破竹の勢いで拡大するメガディスカウントの裏側と流通革命の具体的な内容に迫る! 専門的な視点で紐解きます。
店舗の出口付近にひっそりと、しかし強烈な存在感を放つファーストフード店「PAKU-PAKU(パクパク)」がある。大粒のたこ焼きが6個入って税込み100円。券売機の前には絶え間なく行列ができ、焼き上がりのタイマー音が絶え間なく店内に響く。
今や100円玉ひとつで買える軽食など街中から姿を消しつつあるが、同社はこの事業を頑なに維持している。採算度外視に見えるこの100円たこ焼きだが、実は極めて戦略的な役割を果たしている。買い物を終えた客が最後に立ち寄り、「今日もいい買い物ができた」という満足感を決定づける心理的アンカーとして機能しているのだ。
また、買い物のついでに家族分を購入していくケースが後を絶たず、店内でのついで買いを誘発する強力な引き金にもなっている。単体での利益を追うのではなく、店舗全体での顧客体験価値と来店頻度を高めるための集客装置として機能しているのが実態だ。