歯科ベースセメントの種類と選び方|裏層との違いから臨床の鉄則まで

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う蝕の深度や残存象牙質の厚み(RDT: Remaining Dentin Thickness)に応じた階層的なアプローチが治療の成否を分けます。

【浅度〜中等度窩洞(残存象牙質1.5mm以上)】
知覚過敏防止と熱遮断を主眼とし、グラスアイオノマーセメントの単独ベース、または即時象牙質封鎖(IDS)を兼ねた接着性レジンによるベース処置が第一選択となります。

【深窩洞・近接歯髄(残存象牙質0.5mm〜1.5mm)】
間接覆髄処置の適応です。最深部に水酸化カルシウム製剤または生体活性を持つMTAセメントをごく薄く塗布して第三象牙質の形成を促し、その上層をグラスアイオノマーやレジン系ベースセメントで完全に密閉・裏打ちします。

【偶発露髄・不可逆的でない直接覆髄症例】
完全なラバーダム防湿下で止血・消毒を確認後、露髄部にMTAセメントを直接填入します。MTAの完全硬化を確認した上で、咬合圧を均等に支持できるよう硬質ベースセメントを積層し、外来刺激から歯髄を遮断するシーリング構造を構築します。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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