八坂の塔・法観寺は中に入れる?内部拝観ルールと歴史の真相を徹底解説

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法観寺の歴史は、794年の平安京遷都よりも約200年昔の飛鳥時代にまで遡ります。寺伝によると、崇峻天皇5年(592年)に聖徳太子が如意輪観音の夢告を受け、仏法興隆を祈願して五重塔を建立したのが始まりとされています。朝鮮半島から渡来した豪族・八坂氏の氏寺として栄えたという説が有力視されており、京都の寺社の中でも屈指の古さを誇ります。

幾度もの戦乱や火災によって創建当初の建物は焼失しましたが、現在の五重塔は室町幕府の第6代将軍・足利義教の援助により永享12年(1440年)に再建されたものです。室町中期の純和様建築の粋を集めた美しいプロポーションを今に伝えています。

塔内1層目の須弥壇には、本尊の大日如来坐像を中心に、釈迦如来、阿閦(あしゅく)如来、宝生如来、阿弥陀如来の「五智如来像」が安置されています。薄暗い堂内に浮かび上がる仏像群と、天井や柱に残る中世の極彩色の痕跡は、東山の歴史の深さを無言のうちに物語っています。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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