世界一美しい猫と称されるラパーマの真実!巻き毛の秘密と飼育の実態
世界一美しい猫と称されるラパーマの真実!巻き毛の秘密と飼育の実態の詳細解説をご紹介します。役立つ情報が満載です。
ラパーマの誕生は、人為的な交配実験ではなく、大自然の偶然がもたらした奇跡のストーリーから幕を開けました。ルーツを遡ると、1982年、米国オレゴン州ダラスにあるリチャード&リンダ・コーヘル夫妻のサクランボ農場に行き着きます。
ある日、納屋にいたごく普通の農場猫(バーンキャット)の「スピーディー」が産んだ6匹の子猫の中に、1匹だけ完全に毛のない、青白い皮膚にトラのような縞模様が刻まれた異様な個体が混ざっていました。夫妻はその子猫を「カーリー(Curly)」と名付け、大切に見守りました。すると生後数週間が経過した頃、驚くべきことに柔らかくカールした被毛が生え揃い、息をのむほど美しい巻き毛の猫へと変貌を遂げたのです。
その後、カーリーが産んだ子猫たちにも同様の巻き毛が受け継がれたことから、遺伝学者や専門機関の調査によって常染色体優性遺伝による新たな突然変異であることが判明しました。フランス語の定冠詞「La」とパーマネントウェーブを組み合わせた「LaPerm」という優雅な名が授けられ、1990年代以降、世界的な品種公認へと歩みを進めることになります。過度な近親交配を避け、一般的なイエネコとのアウトクロス(異種交配)を重ねて確立されたため、自然派生種ならではの遺伝的多様性と強健さを保持している点も大きな特徴です。