新資料が明かす返上劇の真相!幻の東京オリンピック封印された全貌
今注目を集めている 新資料が明かす返上劇の真相!幻の東京オリンピック封印された全貌について、多角的な視点をご紹介しています。
そもそも1940年東京オリンピック計画は、紀元2600年記念事業の目玉として、東京市(当時)とスポーツ界が総力を挙げて推進した国家プロジェクトだった。1936年のベルリンIOC総会において、アジア初の開催地として東京が選出された瞬間、日本中が歓喜に沸いた。駒沢のメインスタジアム構想や明治神宮外苑の改修など、世界最新鋭のインフラ整備が矢継ぎ早に計画された。
しかし、翌1937年に日中戦争が勃発すると、情勢は一変する。鉄鋼やセメントなどの資材が軍需優先へと回され、会場建設は凍結状態に陥った。国内の戦時色が深まるにつれ、「敵国のスポーツにうつつを抜かすとは何事か」というナショナリズムの波が押し寄せ、大事業は急速に暗雲に覆われていったのである。