扇風機とエアコンの電気代差に驚愕!併用で安くなる真相と節約術
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ネット上やメディアで頻繁に語られる「扇風機やサーキュレーターを併用すると電気代が下がる」という言説に対し、「機械を2台動かすのだから電気代は増えるはずだ」と疑念を抱く人は少なくありません。しかし、結論から言えば併用によるトータルの節電効果は紛れもない事実です。
鍵を握るのは、体感温度(風速による冷却効果)と空間内の温度ムラ(熱成層)の破壊という2つの物理現象です。
人間は、肌の表面を秒速1メートルの風が通り抜けるだけで、体感温度が約1度下がるとされています。環境省が提唱してきた冷房設定温度28度の理由について、単にエアコンの設定を28度にするだけでは「暑くて仕事や家事に集中できない」という不満が噴出していました。ところが、室温28度の環境であっても扇風機でそよ風を肌に当てると、体感温度は26〜27度相当へと引き下げられます。
資源エネルギー庁の試算データによると、エアコンの冷房設定温度を1度引き上げると、約10%の消費電力を削減できます。例えば、エアコン単体で室温を26度に保つために毎時7円を消費していた場合、設定温度を28度に緩和してサーキュレーター併用節電効果を取り入れると、エアコンの電力消費は毎時約5.6円まで圧縮されます。そこにDCモーター扇風機の電力(毎時約0.2円)を加算しても合計5.8円となり、差し引きで毎時約1.2円(約17%)の節電が成立します。
さらに見逃せないのが、空気の比重差によるコールドドラフト現象です。冷たい空気は重いため床付近に沈殿し、暖かい空気は天井付近に滞留します。エアコンの温度センサーは本体(天井近くの吸い込み口)にあるため、床上1メートルの居住空間が十分に冷えていても、天井付近が温かいと「まだ冷えていない」と判断し、フルパワー運転を続けてしまいます。サーキュレーターや扇風機で空気を攪拌し、天井と床の温度差をなくすことで、エアコンの無駄な高負荷運転を強制的に停止させられるのです。