ベテルギウスはもうない?超新星爆発の現在と640光年の真相
ベテルギウスはもうない?超新星爆発の現在と640光年の真相の背景について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。
天文学界のシミュレーションによると、ベテルギウスの中心部ではすでに水素の核融合が終わり、ヘリウム、炭素、ネオン、酸素、ケイ素へと核融合が進む末期段階に達しています。中心核が鉄に変わったとき、自重を支えきれなくなった星は一瞬で重力崩壊を起こし、II型超新星爆発を迎えます。
では、「あと何年で爆発するのか」という問いに対して、研究者はどのように見解を示しているのでしょうか。国立天文台をはじめとする世界の天文学研究機関のコンセンサスは、「明日爆発しても不思議ではないが、10万年以上先になる可能性も高い」というものです。
宇宙のタイムスケールにおける「10万年」は、人間の感覚で言えば「瞬きの一瞬」に過ぎません。一部の研究論文で「炭素燃焼段階に入っており数百年以内に爆発するのではないか」という仮説が提示されることもありますが、脈動周期の解析モデルによって議論が分かれており、私たちの生存中にその瞬間を目撃できる確率は天文学的に見れば宝くじに当たるような奇跡と言えます。