新大久保のかき氷はなぜ大人気?話題の糸ピンスと行列回避の裏ワザを徹底解説
新大久保のかき氷はなぜ大人気?話題の糸ピンスと行列回避の裏ワザを徹底解説の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。
新大久保のストリートを歩けば、テイクアウトフードを片手に行き交う人々の波の先に、看板を掲げたカフェの階段へ続く長蛇の列が目に入ります。その視線の先にあるのが、単なる涼を求めるスイーツの枠組みを遥かに超えた韓国かき氷(ビンス)の存在です。
日本の伝統的なかき氷が純氷を薄く削り、上から色鮮やかなシロップをかける「外付けの味付け」であるのに対し、韓国発祥のピンスは氷そのものに濃厚な味を閉じ込めるアプローチを採用しています。牛乳、練乳、抹茶、あるいはストロベリー果汁を独自の配合でブレンドした液体をマイナス20度以下の特殊冷却ドラムに流し込み、瞬時に凍結させながら0.1ミリ単位で削り出す技術革新がブレイクスルーをもたらしました。
なかでも2020年代以降のトレンドを牽引し、いまや新大久保を代表するアイコンとなったのが「糸ピンス(タレピンス)」です。幾重にも折り重なる極細の糸状に削り出された氷は、まるで上質なシルクや織物のような端正な佇まいを見せます。スプーンですくうのではなく、ケーキのようにナイフとフォークを入れ、口に含んだ瞬間に淡雪のようにほどけていく未体験のテクスチャーは、多くのZ世代やカフェフリークの心を掴みました。
さらに、さらさらの粉雪を彷彿とさせるヌンコッピンス(雪花氷)の安定した支持も見逃せません。新大久保における韓国スイーツ人気は一時的なブームの段階を完全に脱し、独自の進化を遂げた確固たるデザートカルチャーとして定着しています。