救急救命士の休みは実は多い?24時間勤務のリアルな休日実態を徹底解説
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数字上は休日が多く見える救急救命士ですが、現場の実態は極めて過酷です。救急隊員の手記や自治体の業務記録、SNS上に寄せられる当事者のリアルな告白からは、24時間勤務特有の身体的負荷が浮き彫りになります。
都市部の消防署に勤務する救急隊の場合、1当直での出動件数が15件〜20件に達することも珍しくありません。1件あたりの出動から病院選定、搬送、帰署後の消毒および活動記録の入力までには約1時間半から2時間かかります。これが連続すると、昼食を食べる時間すら取れず、夜間の仮眠時間(通常22時〜翌朝6時の間で交代取得)も出場指令のアラームによって細切れに分断されます。
ネット上のコミュニティや隊員同士の意見交換では、以下のような過酷な現実が共有されています。
- 「朝8時30分に交代のはずが、交代直前の8時15分に重症事案の要請が入ると残業確定。病院搬送と書類作成で退庁が昼過ぎになることも日常茶飯事。」
- 「夜間に4〜5回起こされると、脳が覚醒状態のまま麻痺して非番の朝に異常な倦怠感が襲う。」
- 「休みの日にサイレンの音やアラーム音の幻聴が聞こえて目が覚めてしまう。」
こうした極限状態の中で、救急隊員たちはどのように休みの日を過ごしているのでしょうか。取材で見えてきたのは「リカバリー型」と「アクティブ型」の明確な二極化です。
当直明けの非番当日は、午前中にサウナや温泉施設で汗を流して自律神経を整え、午後は数時間の仮眠をとって体力を回復させる隊員が多く見られます。そして翌日の「公休」には、キャンプやサーフィン、ゴルフ、筋トレといった趣味に没頭したり、子どもの学校行事や平日の家族旅行にあてたりすることで、精神的なリフレッシュを図っています。有給休暇を1当直分(丸1日)使うだけで、「非番+公休+有給当直+非番+公休」という形になり、実質的に5〜6日間の長期休暇を簡単に作れる点は、24時間勤務ならではの最大の恩恵といえます。