舌の裏のできものは放置危険?白い・痛くない水ぶくれの正体と受診目安
舌の裏のできものは放置危険?白い・痛くない水ぶくれの正体と受診目安に関する知りたいポイントをわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。
舌の裏側や口の底(口腔底)に、軟らかい半透明の水ぶくれのような腫れが生じることがあります。この場合、疑われるのが「粘液嚢胞」や「ガマ腫」といった唾液腺に起因する疾患です。
私たちの口の中には、唾液を分泌する耳下腺、顎下腺、舌下腺といった大唾液腺と、粘膜のいたるところに点在する無数の小唾液腺があります。舌を誤って噛んでしまったり、歯ブラシで傷つけたりすると、唾液を運ぶ細い導管が傷つき、分泌された唾液が周囲の組織内に漏れ出して溜まってしまいます。これが舌の裏の粘液嚢胞です。丸く膨らみ、触るとプニプニとした弾力があります。
この唾液の漏出や閉塞が、舌の裏の深部にある舌下腺や唾液腺の腫れとして大きく発展したものを舌の裏の水ぶくれ(ガマ腫)と呼びます。ガマ腫はカエルの喉の膨らみに似ていることから名付けられた病名で、青白色や紫がかったドーム状に大きく膨らみ、ひどくなると舌が押し上げられて嚥下や発声に支障をきたすこともあります。
嚢胞は自然に破れて唾液が排出され、一時的に縮小することがありますが、原因となっている導管の損傷が修復されない限り、数日から数週間で再び唾液が溜まって再発を繰り返します。針で突いて自分で潰す行為は、細菌感染を招く恐れがあるため絶対に避けてください。