不陸とは?読み方や床・壁の凹凸原因とプロの補修法を徹底解説
不陸とは?読み方や床・壁の凹凸原因とプロの補修法を徹底解説に関する知りたいポイントをわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。
測定によって許容基準を超える不陸が判明した場合、熟練の職人は状況に応じた適切な不陸補修方法を選択します。段差を「削って落とす」か「盛って埋める」かの判断が基本原則となります。
床下地がコンクリートやモルタルの場合、局所的な凹みには高い接着力と耐クラック性能を持つ不陸調整モルタル(樹脂混入タイプのポリマーセメントモルタル)を金ゴテでしごき塗りします。施工厚が数ミリから十数ミリに及ぶ場合でも、下地専用プライマーを塗布した上で段階的に塗り重ねることで剥離を防止します。
床全体のレベルを均一かつ広範囲に整える局面では、自流平性を備えたレベリング材の投入が不可欠です。石膏系やセメント系の粉体を水と混練して流し込むセルフレベラー不陸調整は、重力の働きによって材料自ら水平面を形成するため、短工期で極めて高い平坦度を得ることができます。
木下地(合板)の場合はアプローチが異なります。突き出た凸部は電動サンダーや電気カンナで削り落とし、凹部には専用の床用補修アクリルパテや薄型ベニヤ(捨て貼り合板)を挟み込んでレベルを合わせる不陸調整が施されます。
一方、壁面(石膏ボード)の補修では、パテ処理の精度が仕上がりのすべてを握ります。ボードの継ぎ目にファイバーテープ(ジョイントテープ)を貼付し、下塗りパテで段差を埋め、乾燥後に目の細かい上塗りパテを広範囲に薄く伸ばします。硬化後にペーパー掛けを行い、指先で触れても境目が判別できないレベルまで研磨を極めることが職人技の核心です。