本物のクリスマスツリーの木選び方と手入れ術|生木の種類と長持ちのコツ
本物のクリスマスツリーの木選び方と手入れ術|生木の種類と長持ちのコツの基本情報から最新動向までをわかりやすく整理しました。
クリスマスツリーの木を語る上で、ネット上でしばしば混同されているのが「樹木の自生環境」と「景観樹」に関する誤解です。
その代表例が、北海道美瑛町の丘陵地帯に佇む有名な観光スポット「美瑛のクリスマスツリーの木」です。雪原の中に一本だけ凛と立つ姿からモミの木と思われがちですが、植物学的な実態はエゾマツ属のトウヒ(針葉樹)です。冷涼で厳しい北国の気候だからこそ、あの力強く美しい樹形が維持されています。
この事実は、家庭でツリーを育てる上でも重要な示唆を与えてくれます。特にネット上で「手軽に室内で育つ」と紹介されがちなゴールドクレストには大きな落とし穴が存在します。北米原産のゴールドクレストは、高温多湿な日本の夏に極めて弱く、風通しが悪いと内側の葉から茶色く枯れ上がってしまう「蒸れ枯れ」を起こしやすい性質があります。室内専用の観葉植物感覚で放置すると、1年も経たずに枯死してしまうケースが多発しているのが現実です。
木を選ぶ際は、SNSのイメージ写真だけでなく「その樹木が本来好む気候・日照条件」を正確に把握することが失敗を防ぐ防波堤となります。