ラコダールツヤクワガタ飼育完全攻略|産卵・長歯型の育て方と相場
ラコダールツヤクワガタ飼育完全攻略|産卵・長歯型の育て方と相場の注目ポイントを詳しく解説してご紹介します。
ラコダールツヤクワガタは、インドネシアのスマトラ島中西部から南部にかけての山岳地帯に分布するツヤクワガタ属の代表種です。和名としては古くから「キモンツヤクワガタ」や「キモンオニツヤクワガタ」の名でも親しまれてきました。現地では主に標高1,000m前後の冷涼な雲霧林に生息し、昼夜を問わず樹液や熟した果実に集まる生態を持っています。
オスの体長は約40mm〜90mm前後、メスは40mm〜50mm前後に達します。オスの大アゴには著しい多型(ポリモーフィズム)が見られ、小型の「短歯型」、中型の「中歯型」、そして大型個体のみが現す「長歯型(原記載型)」が存在します。特に80mmを超える大型長歯型は、頭部からすらりと伸びる湾曲した大アゴと鮮烈な黄色のコントラストが極めて美しく、国内外の昆虫ファンから絶大な人気を集めています。
成虫の寿命に関しては、羽化後にじっくりと休眠期間を過ごした後、エサを食べ始める「後食(ごしょく)」を開始してから約4ヶ月〜8ヶ月程度活動します。過度な高温を避け、20℃前後の涼しい環境で管理すれば1年近く生存する個体も珍しくありません。ワイルド個体(野外品)とCB個体(ブリード品)の双方が市場に流通していますが、累代を狙うのであれば羽化日や休眠期間が明確なCB個体が推奨されます。