鳥海山てんくらの見方|C判定の理由と当たる確率・風速の落とし穴
鳥海山てんくらの見方|C判定の理由と当たる確率・風速の落とし穴に関する専門家の意見を詳しく解説いたします。
Q1:鳥海山の山頂と登山口(鉾立・湯ノ台口)の気温差はどのくらいですか?
A1:一般的に標高が100m上がるごとに気温は約0.6℃下がります。標高約850mの鉾立登山口と標高2,236mの山頂(新山)では、標高差約1,400mにより平地や登山口よりも約8〜9℃気温が低くなります。さらに風速が1m/s増すごとに体感温度は約1℃下がるため、山頂で風速10m/sの風が吹いている場合、体感温度は登山口より20℃近く低くなる計算になります。
Q2:てんくらで「登山に適していません(C判定)」と出ていても山頂まで登る人はいますか?
A2:実態として入山する登山者は存在します。しかし、それは風速や雨雲の動きを自ら総合分析し、危険が生じた際に自力で安全に撤退できる高度な経験と装備を備えたエキスパートに限られます。初級者・中級者が「晴れているから大丈夫だろう」と安易にC判定を無視して登頂することは遭難に直結するため推奨されません。
Q3:山頂の避難小屋(御室小屋など)は冬期や荒天時でも利用できますか?
A3:鳥海山頂御室小屋の有人の宿泊・売店営業は例年7月上旬から9月上旬頃までです。営業期間外は一部が緊急避難スペースとして開放される場合がありますが、管理人が常駐していないため暖房や食事の提供はありません。冠雪期や悪天候下での避難を前提とした登山計画は極めて危険ですので、小屋が閉鎖されている時期の荒天時は入山を中止してください。