武漢ウイルス研究所「流出説」の真相|米最新報告が暴いた衝撃の新事実

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「武漢ウイルス研究所はどこにあるのか」という疑問に対し、地理的関係の正確な把握は流出説を検証する上で欠かせない要素です。同研究所は中国科学院に属する最高水準の研究機関であり、武漢市内に複数の拠点を構えています。初期感染者が多発したとされる「華南海鮮卸売市場」からわずか数百メートルの距離に位置していた武漢市疾病予防管理センター(CDC)の施設と、長江を挟んだ武昌地区にある武漢ウイルス研究所の本部、そして郊外の江夏区鄭店科学研究基地に開設されたアジア最大級の「バイオセーフティーレベル4(P4ラボ)」です。

このP4ラボは、エボラウイルスなど極めて危険な病原体を封じ込める目的でフランスの技術協力を受けて建設されました。しかし、実際に懸念されている現場の実態は、最先端のP4ラボそのものだけではありません。同研究所で行われていたコロナウイルス研究の多くが、より防護レベルの低い「P3」あるいは一般的な「P2」レベルの実験室で日常的に扱われていた点が、米議会や科学者たちの間で強く問題視されています。

研究所の中核を担っていたのが、「バットウーマン」の異名を持つ石正麗(シー・ジェンリー)研究員です。石氏のチームは長年にわたり、中国南部の雲南省などの洞窟に生息するキクガシラコウモリから数百種類に及ぶ未知のコロナウイルスを採取し、その遺伝子配列を同定していました。問題は、採取されたウイルスの中に、ヒトへの感染力や病原性を人工的に強化してウイルスの挙動を予測する「機能獲得実験(Gain-of-Function)」の対象となっていた検体が存在したのかどうかという点にあります。米国の非営利団体「エコヘルス・アライアンス」を通じて米国立衛生研究所(NIH)の資金が一部流入していたことも判明し、国際的な共同研究の安全管理体制そのものが厳しく問われる構図となっています。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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