鼻の上のニキビはなぜ目立つ?面疔の見分け方と即効ケアの真実

鼻の上のニキビはなぜ目立つ?面疔の見分け方と即効ケアの真実について分かりやすく解説いたします。最新の情報をご確認ください。

「触れるだけでズキズキと激痛が走る」「赤く硬いしこりのようになって腫れ上がっている」――そのような場合、それは尋常性痤瘡ではなく、毛包の深部に黄色ブドウ球菌が感染して生じる毛包炎(もうほうえん)や面疔(めんちょう)の可能性を疑う必要があります。両者は外見が似通っているものの、病態生理も有効な治療薬も全く異なります。

診断・識別項目尋常性痤瘡(通常の赤ニキビ)面疔(せつ・深在性毛包炎)現場医師・専門家の臨床所見主な原因菌Cutibacterium acnes(アクネ菌)Staphylococcus aureus(黄色ブドウ球菌)菌種が異なるため標準的なニキビ薬が無効な場合がある自覚症状・痛みの質軽度の圧痛、または痒み程度拍動性のズキズキとした激痛、熱感触れなくても痛む場合は深部感染を強く示唆病変の深さと硬さ毛漏斗部周辺(表在性)、柔らかい真皮深層から皮下組織、硬結(しこり)面疔は硬い浸潤を伴い鼻全体が腫れ上がることもある有効な薬物療法過酸化ベンゾイル、アダパレン外用抗ブドウ球菌性抗生剤の内服・外用面疔には角層剥離剤よりも抗菌薬の全身投与が必要

日本皮膚科学会の尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン等でも示されている通り、アクネ菌は嫌気性菌であり皮脂を好む常在菌ですが、面疔の原因となる黄色ブドウ球菌は創傷部や免疫低下部位に日和見感染する通性嫌気性の化膿菌です。指で鼻を頻繁に触る癖がある人や、鼻毛を毛抜きで無理に抜いて粘膜周辺に微小な傷を作ってしまった人は、そこから黄色ブドウ球菌が侵入して面疔を発症する頻度が高くなります。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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