長谷川博己が明かす怪演の深層!アンチヒーローから未公開大作へ
長谷川博己が明かす怪演の深層!アンチヒーローから未公開大作への総合ガイドをご紹介します。最新トレンドがチェックできます。
長谷川のキャリアを語る上で欠かせない金字塔が、東宝が誇る怪獣映画の歴史を塗り替えた『シン・ゴジラ』だ。総監督を務めた庵野秀明の演出は、徹底的な情報量とスピード感を役者に要求するものだった。
内閣官房副長官・矢口蘭堂を演じた彼は、膨大な専門用語を含む早口の台詞を、まるで呼吸するように自然に、かつ切迫感を持って叩き込み続けた。現場では台詞のスピードが少しでも落ちれば容赦なくリテイクが重なる極限状態。長谷川は撮影現場の控室でも歩行速度を早め、役の生理的興奮を途切れさせないよう自己を追い込んでいたという。この妥協なきアプローチが、空想特撮を骨太な国家防衛劇へと昇華させ、日本映画界に巨大な衝撃を与えた。